「御所のお部屋からなかなか出てこられないことが…」 雅子皇后の気になるご体調、「愛子さまが陛下に同行されれば」の声も

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「強迫観念ゆえに…」

「雅子さまが行事へのご参加を見送られたり、国内でのご公務で時間に間に合わなかったりというのは、ご自身の“完璧主義”も影響していると思われます」

 とは、精神科医の片田珠美氏。

「“出席するからには完璧にこなさないといけない”という強迫観念がおありで、それゆえ身支度にも時間がかかるのではないでしょうか。以前にもお誕生日の文書ご回答の仕上がりが遅れるといったことがありましたが、100点満点を目指そうとなさるゆえ、無理が生じてしまうのです。お心の持ちようとしては、完璧主義の呪縛から抜け出し、肩の力を抜いてご公務などに取り組んでいただければよいのではと思います」

 とはいえ、ご体調が上向いて活動の幅が広がれば、比例してご負担も増す。そこで以下のように提案するのは、象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉准教授である。

「外国ご訪問については、両陛下がそろってなさるのが最も望ましい形ではありますが、例えば海外の王室では国王とその娘さんという組み合わせもままあります。皇后さまのご負担が大きくて難しい時には、代わりに愛子さまが陛下とご一緒に訪問なさるというパターンも考えておき、その間、国内での愛子さまのご公務は他の皇族が代行なさるといった、フレキシブルな検討もされるべきだと思います」

 こういった提案も出ているが、最も待たれるのが雅子皇后のご快復であることは、言うまでもない。前編「英国訪問で『天皇陛下お一方でのご出席』が目立った理由」では、ハードな訪問日程を無事遂行するべく、宮内庁が取ったさまざまな対応策と、雅子皇后の現在のご体調について詳しく報じている。

週刊新潮 2024年7月4日号掲載

特集「念願の『英国公式ご訪問』で露呈する『雅子皇后』仄かな不安」より

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