ソフトバンク、年間100勝ペースで独走中!「4軍」で“歴史的快進撃”を支える“恐るべき下地”を目撃した!
“超プロスペクト”
ここからまた、近未来の主力選手が生まれてくるのだ。その予感は、ひしひしと感じた。大分戦で4番を務めた佐倉侠史朗は、福岡・九州国際大付高の4番打者として3度の甲子園出場を果たし、高校通算31本塁打。この日も6回に放った左中間突破の二塁打は、左のスラッガーとしての魅力を十分に見せつけた。
3番のホセ・オスーナは、ドミニカ共和国出身の17歳。2020年にアトランタ・ブレーブスでナ・リーグの本塁打、打点の2冠王に輝いたマーセル・オズナ(※オズナは『オスーナ』の英語風発音)のいとこで、来日していなければ、それこそメジャーのドラフトでも1位指名されると言われていた“超プロスペクト”だ。
そのオスーナも、1‐1の同点で迎えた9回2死三塁から、中前へ決勝のタイムリーを放っている。そうした逸材たちが、競争を勝ち抜き、4軍から3軍、そして2軍、1軍へと、そのカテゴリーを上がってくる。このプロセスを辿ってくる経験とたくましさが、またソフトバンクを強くする。
その“下支え”の基礎部分の充実ぶりに、改めて目を見張る思いだった。
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