松竹歌劇団OGが再結成! 「東京レビュー」復活をめざす劇団員の決意

エンタメ

  • ブックマーク

「東京レビュー」復活へ

 制作を担う吉崎優葵(ゆき)は、前職が小学校の教師という異色の経歴の持ち主だ。

「社会とつながるダンスを創るのが夢。いまはアルバイトで生計を立てながら稽古に励んでいますが、辛いと思ったことはありません」

 次いで10月18、19日には浅草花劇場での本公演が控えている。SKDの“名物”とされたラインダンスはもとより、日舞、洋舞などさまざまなジャンルのレビューショーになる予定だ。

「4年後にはSKDの創立から100周年を迎えるので、ホームグラウンドの浅草公会堂で記念公演をやりたい。大きな節目の年に東京レビュー復活のスタートを切りたい」(榛名)

 自殺者まで出る団員のイジメ問題に揺れた宝塚歌劇団は、ようやく通常営業にめどが。OSKも今春まで放送されたNHK朝ドラ「ブギウギ」の効果で人気がジワジワ復活中だ。

 SKD、STASと形を変えて受け継がれてきた「東京レビュー」で令和時代を席巻できるか。

週刊新潮 2024年7月4日号掲載

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

あなたの情報がスクープに!

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。