出演希望者が次々と…いま演歌歌手がハマっているバラエティ番組とは?

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スター発掘番組に

「彩青の師匠である細川たかしさんがかつて『欽ちゃんのどこまでやるの!』(テレビ朝日)で、また、前川清さんが『欽ちゃんのドンとやってみよう!』(フジ)で人気者となったように、演歌歌手がバラエティで注目されることはよくあることです。もっとも、萩本欽一さんが彼らにお笑いの才能を見出して起用したのとは違い、『鬼レンチャン』は歌唱力の要素が強い。それが理由で出演を望む演歌歌手が出てきているそうです。この番組で実力を発揮して知名度を上げたい、新たなキャラ付けをしたいということもあるのでしょう」

 だから大御所は出てこないのか。

「昨年と今年、『鬼レンチャン』と『FNS歌謡祭』のコラボ番組『FNS鬼レンチャン歌謡祭』が開催されましたが、今年は細川さんや坂本冬美 さんといった大御所も登場しました。もちろん『サビだけカラオケ』に挑戦したわけではありませんが……。それでも視聴率(ビデオリサーチ調べ:関東地区)は、世帯こそ5・6%でしたが、個人では3・8%と高かった。レギュラー放送も世帯は5%程度ですが、子供に人気のある番組なのでコア層(13~49歳)の視聴率では同時間帯でトップになることもあるんです」

 人気はどころから来るのだろう。

「歌モノと笑いが上手くコラボした番組で、音楽バラエティとして業界人気も高いんです」

 もちろん演歌歌手ばかりが出演しているわけではない。

「明石家さんまさんのものまねで人気のピン芸人のほいけんた(58)は、歌う直前までさんまさんそのものですが、いざ歌い出すと表情は真顔で声もかすれ声ではなくなる。しかも、歌詞を微妙に変えていたり、高音のときに異様に声が小さくなったりちょこちょこ誤魔化すのも面白く、新たなキャラが誕生して人気に繋がっています」

 最近では現役女性アイドル初の鬼レンチャン達成者となった日向坂46の富田鈴花(23)や、初挑戦で鬼レンチャンを達成したものまね芸人・ハリウリサ(30)も注目されている。

「次なるスター発掘という点でも、バラエティ界で人気の高い番組なんです」

デイリー新潮編集部

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