「“みどりの窓口”を閉鎖したんだから、代わりに券売機を操作しろ!」 鉄道職員を悩ます「カスハラ被害」の深刻すぎる実態
窓口廃止が駅員を疲弊させる
今年、大々的に報じられた鉄道関連の話題といえば、JR東日本のみどりの窓口の廃止騒動であろう。コロナウイルスの分類が5類化したのを機に人々の旅行熱が再燃、さらにはインバウンドが回復したこともあって、鉄道の利用者はコロナ前の水準まで回復した。そのため、特に観光地のみどりの窓口で慢性的な混雑が見られるようになったのである。
そんな状況でありながら、JR東日本はみどりの窓口を次々に廃止していったため、窓口が残る駅に切符の購入希望者が殺到。休日は1時間待ちになることもザラで、ゴールデンウィークの期間中には各地で怒号が飛び交う事態となった。...