昨年の降板説はどこへ…テレ朝系列「旅サラダ」スタッフは神田正輝に頭が上がらない

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「朝だ!生です旅サラダ」は大阪の朝日放送テレビ(ABCテレビ)が制作し、土曜日の午前8時からテレビ朝日系列で放送されている。放送が始まったのが1993年という長寿番組であり、MCを務める神田正輝に“番組の顔”という印象を持っている人も多いだろう。実は神田、2代目のMCということをご存知ない方もいるのではないか。

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 担当記者は「93年に番組が始まった時は、メインMCはキャスターの草野仁さんが務め、サブMCは向井亜紀さんでした」と言う。

「1997年4月に草野さんから神田さんにバトンタッチが行われました。草野さんが番組の礎を築き、神田さんが長寿番組に育て上げたと言えるかもしれません。神田さんの場合、本職は役者です。そのため視聴者は最初から“絶妙な司会進行”など期待していませんでした。神田さんの持ち味は画面に滲み出る穏やかな人柄で、一時期はダジャレを連発して番組を和ませたことも話題になりました。まさに土曜の朝という、ゆるやかな時間帯にぴったりマッチしたのです」

 ところが民放キー局のディレクターは「実は『旅サラダ』、昨年春には神田さんの降板説が囁かれていたんです」と打ち明ける。

「テレビ業界を巡る環境の変化で、近年は長寿番組の“受難”が相次いでいました。例えば2021年は『噂の!東京マガジン』(TBS系列)と『パネルクイズ アタック25』(テレビ朝日系列/ABCテレビ制作)が地上波での放送を終了しました。前者はBS-TBSに移り、後者はBSJapanextで再開されました。22年は『新婚さんいらっしゃい!』(テレビ朝日系列/ABCテレビ制作)が“番組の顔”だった桂文枝さんと山瀬まみさんの降板を決断。新MCとして藤井隆さんと井上咲楽さんを起用しました」

相次いだ「番組終了」報道

 特に「新婚さんいらっしゃい!」は、「同一司会者によるトーク番組の最長放送」としてギネス世界記録に認定されていた。そのためMC交代にはテレビ業界の関係者だけでなく、多くの視聴者も衝撃を受けた。

 そして長寿番組である「旅サラダ」も例外ではなかった。まず22年3月、中継レポーターを25年間も務めてきたラッシャー板前が降板し、KAT-TUNの中丸雄一に交代した。

「23年は3月いっぱいで向井亜紀さんと三船美佳さんも降板し、4月から松下奈緒さんがサブMCを務めることになりました。番組が一気に若返ったことで、テレビ業界では『いよいよ神田さんも降板し、松下さんがメインMCに就任するのでは?』との観測が駆け巡りました。番組終了説やBS移動説が流れなかったのは、視聴率が好調を維持していたからです」(同・ディレクター)

 ところが神田・松下の新体制で番組が始まるとすぐ、「神田さんの見た目が変わってきている」という指摘がSNSで相次いだ。

「4月の段階では『顔つきが違う』くらいの指摘でしたが、8月に入ると頬がこけ、目の下は窪み、激ヤセしているのが誰の目にも明らかでした。視聴者からは体調を心配する声がSNSに殺到し、これに反応した一部のネットメディアは『番組が終わる』、『遂に打ちきりか!?』と相次いで報じました」(同・ディレクター)

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