「ウルトラマン」TVシリーズ最新作が世界でも同時期放送・配信へ それでも舞台は日本である納得の理由

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 日本が生んだ世界に誇る特撮ヒーロー「ウルトラマン」のテレビシリーズ最新作「ウルトラマンアーク」(以下、アーク)が、7月6日午前9時より放送開始される。日本ではテレビ東京系6局ネットだが、何と世界6か国・地域で同時期放送・配信がスタート。11言語に対応する。劇中で世界各国の都市が舞台となったことはあるが、最新作はまさに「世界へシュワッチ!」のワールドワイドな作品となる。

世界での人気が急騰

「アーク」は英語吹き替え版が日本での放送からおおよそ1週間以内に配信されるほか、シリーズ作品の人気が特にアジアで高いことから、中国・香港・台湾・タイ・インドネシア・ベトナムで現地語吹き替えの放送や配信が同様におおよそ1週間以内に行われる予定だ。

 またYouTubeの公式チャンネルを含む配信サイトでは、英語・韓国語・インドネシア語・マレー語・ベトナム語・タガログ語・ラテン語・ポルトガル語・ヒンディ語・中国語・タイ語の11言語の字幕付きでの配信も予定されている。

 海外人気は近年のシリーズ作品で急騰。昨年放送の「ウルトラマンブレーザー」(以下、ブレーザー)も6カ国・地域(前出のベトナムを除き、マレーシアを含む)で現地語吹き替えの同時期放送を実施。さらに今年2月に公開された「ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突」では国内のみならず、キャストが3月から4月にかけてジャカルタ・バンコク・台北・香港での舞台挨拶に登壇。超満員大盛況となり、アジアでのシリーズ人気の高さを改めて見せつけた。

 アニメ作品の「ULTRAMAN」がNetflixで配信され、またそのNetflixとの共同制作によるCGアニメーション長編映画「Ultraman: Rising」が6月14日から配信されるなど、日本発のヒーローの世界的な人気はますます高まっており、最新作「アーク」が、その一翼を担うことになる。

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