「“松井秀喜監督誕生”と築地への本拠地移転を狙う読売」「晴海フラッグは9割引きで投げ売りされた」 東京都と三井不動産の“癒着”、驚愕の裏側とは
「築地球場建設の狙いが」
築地市場跡地の再開発事業でもさまざまなイベントホールや商業施設などが造られる予定となっている。
「つまり、都全体で三井不動産のイベント用のハコが増えているわけです。新秩父宮ラグビー場の土地を所有するのは日本スポーツ振興センターですが、築地市場跡地は都の所有地。それを1平米あたり月4497円で貸す。三井不動産にとってみれば、破格の安値で70年間、都の所有地を借りられるのです」(原田都議)
そんな築地再開発の目玉といわれているのが、「球場」である。
「『築地球場』は04年から11年まで巨人軍オーナーを務めた滝鼻卓雄氏の時代からの読売グループの悲願。築地再開発の企業グループに読売が入っているのは、築地球場を建設する狙いがあるからでしょう」(読売新聞関係者)
読売新聞グループ本社の山口寿一社長(67)は「巨人の本拠地移転を前提として計画したものではない」と話しているが、
「まだ発表の時期ではないだけで、来るべき時になれば本拠地移転の話をするのだと思います。今の段階で移転の話をすると、読売も出資している東京ドームの資産価値が下がるし、周辺のレジャー施設にも悪影響を与えてしまう可能性がありますから」(読売新聞関係者)
「松井秀喜監督」誕生というサプライズ
築地への本拠地移転と共に、読売はある「サプライズ」を考えているという。
「松井秀喜監督を誕生させることです。新スタジアムと松井監督就任が重なれば非常に盛り上がり、巨人の人気は跳ね上がる。ファンは常に新しい興行を求めていますし、新しい場所で興行をやると人気はおのずと上がるものです」(読売新聞関係者)
巨人軍が現在の東京ドームから築地に本拠地を移転させたあかつきには、
「三井不動産は東京ドームの跡地に高級マンション群を建てるのではないか、ともいわれています」(東京都政関係者)
築地だけではなく、文京区の超一等地である東京ドーム周辺まで再開発。そんな壮大な計画が実現した時、三井不動産はいくら儲けることになるのか。
先の原田都議が憤る。
「三井不動産にとって都合の良い地区計画を都が作り、三井不動産が落札していくように見えますね。東京都はすごい勢いで土地や財産を三井不動産に差し出しているようなものです」
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