カスハラ騒動も起こしていた安藤美姫に潜むトラブル体質 恩師は「日本のママたちとうまくやってけない」とコーチ適性のなさを予見

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海外基準で切り抜けようとするのは今回は悪手? 「かまってちゃん」の安藤さんに求められるものとは

 安藤さんが英語で投稿したのも、海外からの「外圧」を期待したのかなと思う。「MeToo運動」やジャニーズ事件の再調査もあって、「海外から批判が殺到」となれば、尻込みするマスコミは多い。でも今回の件で海外基準を持ち出すのは、彼女こそマズイのではないだろうか。

 未成年に過剰に近づく成人に向けられる目は、日本より海外の方が厳しいし、きちんとした海外の人ほど、相手に不用意に触れることに敏感な向きもある。

 安藤さんは「母親が了承済み」「本人にも注意していた」と強弁している。でも何より問題なのは、安藤さんの負けん気に巻き込まれる生徒へのケアが見えなかったことだ。当該の選手は安藤さんとUSJに行った日に参加した選考会で、落選したという。奔放な言動は、結果を出してこそ許される。それを元世界女王の安藤さんなら、嫌というほど知っているはずなのに。

 この令和の時代に、カスハラ、モラハラ、セクハラという、ハラスメント疑惑の3連続回転で炎上し続けている安藤さん。誤解したければすれば、と世間にかみつき続けるより、選手の結果を出すことにも食らいついていってほしいところ。もともと言葉ではなく結果で世間を黙らせるガッツとバイタリティーはある人だ。現役時代の自分と同レベルの生徒を出した時はじめて、練習生のママたちからも、世間からも、「誤解」なく愛されるのではないだろうか。

冨士海ネコ(ライター)

デイリー新潮編集部

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