味の素は明治時代になぜ生まれたのか グルタミン酸ナトリウムを開発した日本人学者がドイツで見た光景

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 第1回【世界各国で使用禁止? SNS上で未だ流布する「味の素」悪玉論…味の素株式会社に見解を聞いた】からの続き。うま味調味料「味の素」が体に害を及ぼすという“デマ”について前編では科学的に検証した。実はこの「味の素」、体に有害どころか、上手に活用すれば健康的な食生活に一役買うというのだ。

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 味の素の創業理念は「日本人の栄養改善」だったという。同社のグローバルコミュニケーション部で、サイエンスグループ長を務める吉田真起子さんは、「味の素が目指しているものを説明するためには、弊社が誕生した明治時代に遡ってもらう必要があります」と言う。...

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