エイベックスを悩ませる、浜崎あゆみ「大トリ」問題 鍵を握る「東方神起」「小室哲哉」「SKY-HI」
注目される大物の“隠し玉”
浜崎が出演する前に大量の観客が帰宅するのを防ぐため、この前年となる2018年8月の2日連続東京公演(味の素スタジアム)では、25日のトリは東方神起、26日のトリは浜崎、というように分ける作戦に出たほど。ただ、今年開催の「a-nation」は9月1日のみ。浜崎と東方神起が同じ日にステージに立つことになる。K-POP系ファンと浜崎のファン層の相性の悪さは覆い隠せない。
果たして順番はどうなるのか。芸能デスクがこう予想する。
「東方神起は昨年、3年ぶりとなる日本での全国ツアーを行い、30万人を動員するパワーを見せつけました。9月1日に味の素スタジアムを埋める多くの観客は、東方神起ファンの中高年女性になりそうです。ただ、エイベックスの公式HPでは『AND MORE』と書かれているので大物の“隠し玉”が控えている可能性が大きいです。注目はエイベックスのもうひとつの看板である小室哲哉。2010年発売の浜崎の12枚目のアルバム『Love songs』で、小室は全16曲中10曲を作曲し、20年のシングル『Dreamed a Dream』でも作曲を務めています。もし、2人のコラボステージが実現すれば、ある程度観客を引き止められそうです」
小室は今年、究極のオーケストラコンサートと位置付ける全国5都市6公演ツアーを開催。8月12日に札幌文化芸術劇場 hitaru、次いで9月3日に東京文化会館大ホールで開演予定だ。合間を縫って9月1日に味の素スタジアムに駆けつけ、浜崎とのコラボステージを披露すれば大きな話題になるだろう。
「ただ、それでも浜崎の出番の前に、動員力の強い東方神起を持ってくるのは、かなりの冒険となりそうです。気になるのは、音楽事務所・BMSGに所属する8人組ボーイズグループ・MAZZELです。同事務所の代表を務めるSKY-HI(日高光啓、ひだか・みつひろ)は、パフォーマンスグループAAA(トリプルエー)のメンバーとして2005年から毎年、a-nationに出演してきました。SKY-HIや、同事務所所属で今年春に東阪ドームツアーを成功させた7人組ボーイズグループBE:FIRST(ビーファースト)が、浜崎と絡めば、かなりの見どころとなりそうです」(前出の芸能デスク)
90年代後半から2000年代にかけて最強の歌姫としてシンデレラストーリーを歩んだ浜崎。再び輝きを放てるのか。