「5000万円を貸し付けた」 石丸伸二を推す「ドトール」創業者に真意を聞いた
東京都知事候補として、全国に名を知らしめた石丸伸二・前広島県安芸高田市長(41)。目下、注目を集めているのがその応援団で、大手コーヒーチェーンの創業者を筆頭に“選挙の神様”などがずらりと顔をそろえている。彼らはなぜ、この新人候補を支援するのか。
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【写真を見る】5000万円を貸し付けたという「ドトール創業者」鳥羽博道氏
東京都知事選は各社の序盤の情勢調査で、3選を目指す小池百合子知事(71)が「先行」。蓮舫氏(56)が続き、石丸氏が後を追う展開になっている。ただし、
「無党派層に限って言えば、石丸氏は蓮舫氏を上回っている調査結果となりました」(全国紙記者)
蓮舫氏は立憲民主党に加えて共産党の支援を受けている。政党色の無い石丸氏に無党派層の支持が集まりやすいのは理解できるが、
「石丸氏は健闘していると言っていいのでは」(同)
その石丸氏の選挙戦を支えるのが、中央政界を経験していない新人としては異例といえる“怪人脈”である。
安倍夫妻とも関係が深い人物が、なぜ?
石丸陣営で選挙対策本部長を務めるのは、株式会社ルネッサンス・ユニバーシティ代表取締役の小田全宏(ぜんこう)氏(65)だ。氏は故・安倍晋三元総理、昭恵総理夫人とも交流を有したことで知られる存在である。そのことについて氏に尋ねると、
「(安倍夫妻と関係を持ったきっかけは)13年前に昭恵さんが僕の人間教育の研修を受けに来られてからですね。以来、2~3カ月に1回は食事をさせていただいていました」
そんなアベトモがなぜ、新人候補の支援に?
「石丸さんのことは2年ほど前に、(市議会での活動を)YouTubeで観て知ってはいました。直接お会いしたのは、ひと月前のことです。石丸さんの著作を7月に出版する出版社の社長さんのご紹介でした。そしてその後、“藤川さん”から選対本部長のポストに就いてほしいとお願いされたのです」(同)
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