大谷翔平の両リーグMVPに影を落とす“ジャパンバッシング”の正体 大物も横ヤリ? ロス五輪絡み「かつてないほど米球界の反感は高まっている……」

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2年前の不可解な投票結果

 22年のアのMVP争いは大谷とアーロン・ジャッジ(ヤンキース)の一騎打ちだった。大谷は「15勝、34本塁打」でベーブ・ルース以来、104年ぶりの「2桁勝利、2桁本塁打」の金字塔を打ち立てた。史上初の規定投球回と規定打席に同時到達し、二刀流としてはベストシーズンとなったのだが……。

 投票では意外な大差がついた。前年MVPとなった「9勝、46本塁打」に続く活躍で、二刀流に見慣れたこともあった中で、アのシーズン最多本塁打記録の62本をマークしたジャッジに票が集中した。1位票は大谷がエンゼルス担当記者の2票にとどまり、残りの28人はジャッジに投じた。

「玄人目線では大谷のレベルで投打を両立する選手は二度と出てこないかもしれません。確かにジャッジの本塁打はステロイドの時代を除けば、メジャー最多ということで評価が高かったのは分かりますが、それにしても競り合うことすらなく、考えられないような大差でした。シーズン中は早くから報道などでジャッジ有利の流れができていましたし、やはり日本人には毎年毎年、MVPは取らせたくないのかなと思ったほどでした」

ナイチンゲール氏はハーパー推し

 前出の同監督がこう語った直後に、米メディアでは大物のボブ・ナイチンゲール記者が前半戦のMVPに一塁守備も理由にハーパーを推す記事を掲載した。

 かねてメジャーの記者投票は人種的な要素も加味されると囁かれてきた。前出の代理人が指摘する。

「周知の事実でしょう。大谷が異論の余地がないほどの好成績を残してくれればいいのですが……」

 それは日本のファン全ての願いでもある。

デイリー新潮編集部

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