都知事選「暇空茜支持」表明で始まった不買運動を「怒涛のレスバ」で蹴散らした岩下の新生姜社長が激白「受注は倍増しましたが、体重が4キロ減りました」
リベラル派の室井佑月氏までも岩下氏を擁護
それまで自社商品の宣伝投稿ばかりが目立っていた岩下氏のXは、活動家のように様変わりした。やがて一部ネットメディアが騒ぎを取り上げ始め、「岩下の新生姜」はトレンド入り。次第に風向きが変わった。
「暇空さん自身が不買運動の異常さを語って広めてくれたのが大きかった。暇空さんの支持者ではない一般の方々の間でも 、商品に原因のないのに不買運動を繰り広げる異常さを指摘する声が高まりました 」
リベラル派の室井佑月氏までも、
〈新生姜の社長への嫌がらせをする人たちを、少し引き受けたくなりました。一般の人に対し、そういうことはやめて。どう見られるかを考えて。まだ仲間だと思っている私からのお願いです〉
と岩下氏を擁護。結果、どうなったかというと、
「ありがたいことに“応援買い”をしてくれるお客様が増えて、全国のスーパーやコンビニで品切れとなっているとの情報を多数目にするようになりました。ネット通販の受注は、今週、普段の約2倍になりました」
“焼け太り”したようにも見えるが、岩下氏は「マイナスの方が大きい」と語る。
「誹謗中傷を信じたお客様の誤解による信用の棄損に加え、私だけでなく社員や取引先まで心理的な恐怖を受けましたから。恐怖心を煽って口を塞ごうとするのは、まさにテロリズムであり、今回の件は『企業テロ』の一種と受け止めている。悪質な扇動を行った投稿については弁護士や警察にも相談をしており、必要に応じて法的措置も検討しております」
常識のあるひとたちはみんな『キャンセルカルチャー』にうんざりしているはず
なお岩下氏が「扇動した」と名指しで批判している勝部氏は、自身のXで〈私が扇動したというデマを流されている〉〈岩下氏こそ、私が扇動したなどというデマ・扇動をやめるべきです〉と反論している。
一時は会社をリスクに晒す投稿をしてしまったことについて、岩下氏は「後悔はない」と語る。
「常識のある人たちはみんな『キャンセルカルチャー』にうんざりしていると思うんです。守るべきものがあるのなら、毅然と、負けない意志を示すことが大事だと思います。言いたいことも言えない社会では話にならない。今では落ち着いてきたので、社員も大丈夫と言ってくれています」
学びもあったと続ける。
「結局、正しく生きるってことに尽きると思う。小さな間違いはおかしても天に誓って、おかしな生き方はしてこなかった。美味しく楽しい商品をつくり、お客様に喜んでもらう。金儲けが目的じゃなくてお金は結果としてついてくるくらいでちょうどいいんだって思って経営してきました。だから批判されても大した話は出てこなかった。腹をくくることもできた」
そして、暇空氏に熱烈なエールを送るのであった。
「暇空さんが当選したとする。そうしたら、公金から岩下に利益誘導してくれる? 彼がそんなことするはずないじゃないですか! 僕もそんなこと求めていないし、当選しても求めるつもりなんてありません。そういう応援じゃないんです。みんなが利権を求めて政府・地方公共団体の近くをうろちょろし、公金をたかろうとしている。そんなおかしな世の中を正しい方向に導いてくれることを彼に期待しているのです。本当にピュアな気持ちで応援しています」