都知事選「暇空茜支持」表明で始まった不買運動を「怒涛のレスバ」で蹴散らした岩下の新生姜社長が激白「受注は倍増しましたが、体重が4キロ減りました」
得体のしれない恐怖が押し寄せる感覚だった
「会社に来た電話やメールは20~30件。多くは『貴社の社長が暇空茜さんを支持していることに失望した。今後は、購入を控えたい』という意見。理由の多くは、暇空氏が女性支援団体に攻撃を加えたとするもの。中には『会社ごと消えてください』という過激な声もありました」(岩下氏。以下「」は同)
Xでの誹謗中傷や非難は「日常業務としているエゴサができなくなるほど。体感として数日間で数万ツイート」。苦情は取引先にまで及んだ。
「弊社製品を利用していただいている大阪の『たこ焼 たこば』には抗議の電話が鳴り止まず、電話線を抜いて予約電話が受けられない状況に至ったと聞いています。他にも詳細は申し上げられませんが数社で被害が出ていると聞き及んでおります」
翌25日、岩下氏はXでこうぶちまけた。
〈自分とこの大事な商品、ひとこと誰かの「ファンです」ツイートしたくらいで、寄ってたかって潰しに来られたら、そんなん全力で守るに決まってる! 私の人生をかけた、命とも言える商品だぞ! 馬鹿にするなよ。おかしいぞ。何があるんだ? #ひまそらあかね と言ってはいけない何が?〉
ひとまず反論はこれに留めて沈静化するのを待った。だが、騒ぎは収まる気配はなく、商品や会社の経営体質を根拠なく誹謗中傷する声はネット空間で増幅していった。
「得体のしれない恐怖が押し寄せてくる感覚でした。事実でないことを切り貼りして印象操作を行い、それを大勢が拡散する手法で誹謗中傷が繰り返されました。気にするべきでないとわかっていても正直キツかったですね。一時は体重が4キロも減りました」
「絶対に屈しない!」と反撃開始
だが騒動3日目、お気に入りの食堂でカツカレーを食べている時、気持ちが変わった。
「よく考えれば“暇空茜さんがんばって”と、自分の正直な応援の気持ちを出しただけのことです。何も間違っていない。後ろ暗いことなどない」
「自分と意見が違うというだけの理由の不買運動に私が折れて、自分の発言を消したり訂正したり謝罪したりしたら、彼らに成功体験を与えてしまう。自分たちだけのことでなく、社会全体の視点に立って考えたら、絶対に屈してはならないと思い始めました」
そして、断固戦う決意をXで表明したのだ。
〈最初に「不買」を扇動した著名アカウントに従ってか、リアルで関係先・取引先に苦情入れるひと、本気で迷惑です そんな動きに屈するわけないでしょ! うちがそれに屈したら、貴方達、他でもそういうことするじゃないか!絶対に屈しない! ひまそらあかね氏を応援する理由、貴方達が作ってますよ!〉
そこから堰を切ったように反撃の投稿を連投した。
〈連中、当事者に、こういう恐怖を味わわせることで、いろんな文化を潰してきたのか。なんて卑怯なんだ。これまでターゲットにされた人々が本当に気の毒だ。こんなことはうちで最後にしてくれ〉
〈「岩下を黙らせろ」って今頃なってるんじゃないの? 岩下の新生姜への嫌がらせやめたら黙るよ。(ひまそらあかねさん、そこはごめんなさい。)でも、卑怯な嫌がらせ続ける限り、ひまそらあかねについて、口を閉ざす気はないぞ!〉
〈警察行きます。リポストしているこの人達についても〉
[2/3ページ]