ドラクエIIIで“転職”を学んだ世代は必読 初期パーティ―に「戦士」や「武闘家」ではなく「遊び人」を選ぶべき理由
僧侶はいらない
【果たして最強パーティーはどれか、どのようなメンバーで始めるのが良いか】
基本線として「勇者・戦士・僧侶・魔法使い」がバランスが良い、とされ多くの人がこのメンバーで開始した。だが、何度もSFC版以降をプレイした身としては、初期パーティーは以下がいいと思う。しかも全員女性にすべきである。女性専用装備が豊富な他、バランス的には優れている「セクシーギャル」の「性格」を選べるからである。
もちろん、「電光石火」やら「豪傑」といった性格を選ぶのも良いが、旅が快適になるのは「セクシーギャル4人」である。戦士や僧侶など、セクシーギャルになれない職業もあるため、私は以下で始める。この4つの職業は全員がセクシーギャルになれる。
・勇者
・盗賊
・魔法使い
・遊び人
一見するとパッとしないラインナップだろう。ドラクエIIIにおける物理的攻撃の要としては、勇者以外では戦士と武闘家がツートップで、盗賊はNo.3である。それは理解している。しかし、敵に遭いづらくなる「しのびあし」と宝物を発見できる「レミラーマ」の特技を後に習得し、しかも時々相手からアイテムをかすめ取る盗賊は初期の頃にはありがたい存在だ。役立たずの遊び人を補えるのが盗賊なのだ。それは戦士と武闘家にはできない。
だが、転職前の最強パーティーといえばコレになる(私は採用しないが…)。
・勇者
・戦士
・魔法使い
・武闘家
これはかなり攻撃的で、ガッポガッポ敵を倒せるだろう。そこで回復役の僧侶はどうなるか? という疑問が出るだろうが、僧侶は不要だ。レベル20で転職できるダーマの神殿までは案外勇者の回復呪文と薬草でなんとかなるのだ。これは何度もドラクエIIIをやったところ明白になった。僧侶はいらない! コレが結論である。
「遊び人」は悪くない選択
さて、「勇者・盗賊・魔法使い・遊び人」というパーティーを私は選んだが、なぜ序盤最強である「勇者・戦士・魔法使い・武闘家」にしなかったのか。それは、前出の通り、前半における盗賊の使い勝手の良さに加え、遊び人がかなり優れたヤツである、というところにある。
正直、遊び人は役に立たないことが多い。命令をしているというのに、一人でじゃんけんをし始めたり、とにかくここぞ! というところで足を引っ張る。だが、私はある時から「ドラクエIIIの前半は3人パーティーである、と考えればいいのでは!」という思いに至った。ドラクエIIは3人パーティーだった。だったら遊び人は「参加してくれればありがたい」程度の扱いにし、勇者・盗賊・魔法使いの3人だけをアテにすれば遊び人の狼藉は気にしないでいい、という考え方である。
さて、なぜ遊び人を初期パーティーに入れるかといえば、遊び人は唯一「悟りの書」がなくともレベル20で賢者に転職できるうえに、セクシーギャルにもなれる。とにかくレベル20まではイライラすることも多いが、ドラクエIIIはその後の方が長い。
そう考えると遊び人は悪くない選択である。とはいっても確かに遊び人が賢者に転職するまではキツイのは事実だ。そして、一回目の転職ではこのようにする。盗賊はレミラーマの呪文を覚える20で転職へ。魔法使いはバイキルトを覚える21まで上げる。遊び人は敵を呼び寄せる「くちぶえ」(レベル13)さえ覚えればいい。レベル20になればさっさと賢者にしてしまう。
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