ドラクエIIIで“転職”を学んだ世代は必読 初期パーティ―に「戦士」や「武闘家」ではなく「遊び人」を選ぶべき理由
「ドラゴンクエストIII」のHD-2D版が11月14日に発売されることが発表され、40代以上のファンから歓喜の声が上がっている。筆者を含め、思い入れのある読者は多いだろう。同作の「憎たらしい敵」について触れた第1回に続き、第2回では「意外にキツい洞窟・塔」「果たして最強パーティーはどれか、どのようなメンバーで始めるのが良いか」を取り上げたい。(全2回のうちの第2回)
【画像】中川氏による『ドラゴンクエストIII』の懐かしすぎるプレイ画像
前半最大の難所
【意外にキツい洞窟・塔】
◆ノアニール西の洞窟
モンスターの組み合わせとして最悪なのがノアニール西の洞窟である。何しろ一癖ある敵が多過ぎるのだ。“バリイドドッグ(ルカナン)”、“ひとくいが(マヌーサ)”、“マタンゴ(あまい息=寝てしまう)”、“バンパイア(ヒャドと強力な攻撃)”――。こいつらが襲いかかってくるため、B1Fでは少し歩いただけでリレミトの呪文を唱えざるを得ないほどのダメージを喰らってしまうのだ。
この洞窟では「回復の泉」にたどり着けるかが重要となる。そこまで行けば、“1回戦闘をしたら回復する”を繰り返して、レベル上げができる。とはいえ、この4体のモンスターがウザ過ぎてなかなか泉にたどり着けないのだ! あまり有名ではない洞窟だが、ここはヤバい。前半最大の難所と言っても良い。
◆ネクロゴンドへの洞窟
ここはドラクエIIのロンダルキアへの洞窟と同様に語られることがあるが、難易度は全然違う。ラクである。ただし、ヒャダルコを連発する“フロストギズモ”とやたらと防御力が高い“ガメゴンロード”、ザキ・ザラキを使ってくる“ホロゴースト”、やけつく息を吐きまくる“じごくのきし”がいるのはウザい。敵のウザさレベルでいえばドラクエIII屈指である。
とはいっても、ドラクエIIにおける「ロンダルキアへの洞窟」と「大灯台」ほど難解な洞窟・塔はなかったというのがドラクエIIIではないだろうか。
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