「指をちぎるぞ」発言はウソだった――6代目山口組の3次団体幹部らが「脅迫で逮捕」後に不起訴となった事情とは

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指を飛ばすのは…

 A舎弟頭は野内組一門のトラブルとして事態を収めようとしたものの、B氏はその場を逃げるようにして立ち去って警察に駆け込んだのだという。その後の経緯はこれまでお伝えした通りだ。

 結果として逮捕された面々は不起訴となった。これはB氏に対して脅迫的な行為が認められなかったということだろう。話題になった「指をちぎるぞ」発言についても誤解があるようだ。

「そうですね。実際は野内組のC若頭補佐が“このままだとA舎弟頭に示しがつかず、自分自身が指を飛ばさざるを得なくなる”とB氏に対して発言したことが、どういう風に伝わったのかどこかで、“B氏が指を飛ばすぞと脅された”という話に変わってしまったようです」(同)

 いずれにせよ、こんな揉め事に貴重な労力を費やさねばならなかった当局からすれば、いい迷惑だったのではないか。

デイリー新潮編集部

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