「動物たちは機能を失っても楽しそう」 獣医師・北澤功が考えた「老いにおびえる人間とどちらが幸せなのか」

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「誰かさんが苦労させるから」

 動物園に勤務後、東京都大田区に五十三次どうぶつ病院を開院し、『妄想お金ガイド パンダを飼ったらいくらかかる?』などユニークな著書を持つ獣医師の北澤功さん。そんな彼が、たくさんの動物と触れ合う中で学ぶ「老い」に対する向き合い方とは?

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 顔に怪しいマスクを着け、爪に何かを塗っている風呂上りの妻。「最近爪に艶がないのよね」。そのあと、先に丸いピカピカでボコボコの球体の付いたY字型の器具で顔をゴロゴロ。その器具を使うと重力に逆らえず下がった顎から頬を上げてくれるらしいのです。...

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