50歳にして韓国で突如ブレイクした無名歌手・歌心りえは何者? 「有名になった実感はない」

エンタメ

  • ブックマーク

 日韓の女性歌手が懐メロを歌って競い合う韓国のテレビ番組で、ほとんど無名だった日本人が大ブレイクを果たした。その名は歌心(うたごころ)りえ(50)。いったい彼女は何者で、どうして人気が出たのだろうか。

 ***

 韓国の大手総合ケーブルテレビ局「MBN」で今年4~5月に放送された「日韓歌王戦」が、歌番組としては異例の高視聴率を記録し、もはや社会現象になっているという。

 在韓ジャーナリストの金敬哲氏によれば、

「この番組は、日韓双方から女性歌手が7名ずつオーディションで選ばれ、国ごとの団体戦で歌を競い合うもの。日韓の懐メロが歌われるところが中高年層の心に響き、ヒットの一因となったのだと思います」

地上波の自主規制にも変化が?

 韓国は反日感情や自国の産業保護の観点から、日本の大衆文化の輸入を長きにわたり制限してきた。1998年以降、段階的に制限は撤廃されてきたが、

「今でも地上波では、日本語の曲を流すことを極力避ける自主規制が行われているようです。しかし、『日韓歌王戦』は日本人が日本語で堂々と歌っており、それが新鮮かつ好意的に受け止められました。韓国はケーブルテレビの存在が大きいのですが、それでもやはり地上波のほうが影響力が強い。今後、この番組がきっかけとなり、地上波の自主規制も変わっていく可能性があります」(同)

次ページ:日本の曲の良さを再認識

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。