石橋貴明「細かすぎて」高視聴率宣言で、フジ広報が記者に懇願したNG表現…「コア視聴率は高かったが」
コア視聴率では強みを発揮
視聴率は上述の通り、6月22日放送のフジの全番組では世帯・個人ともにトップだった。しかし、放送時間がかぶった他局の番組を見ると、テレビ朝日系の「サタデーステーション」(世帯9.2%、個人5.2%)、TBS系「情報7daysニュースキャスター」(世帯10.1%、個人5.8%)には及ばずだった。
そして、石橋が「トップ10に入れる」と宣言していた「週間視聴率ランキング」(ビデオリサーチ調べ、6月17~23日)でも、残念ながら希望は叶わず。トップ10入りには平均世帯では1.8%、個人では1%足りなかった。
「最初の『細かすぎて~』の放送となった18年から22年までは、21年放送の世帯視聴率が9%台だっただけで、他はコンスタントに2ケタを超えていました。特に20年は11.5%を記録しましたが、年に1回の放送だったので視聴者の注目度が高かったと思われます。しかし、年2回放送となった昨年の夏は7.7%で、12月はさらに下落。今回、昨年の冬よりは回復しましたが、冬の放送ではまたダウンしてしまうかもしれません。ただ、各テレビ局が最も重視しているコア視聴率は、トップ5内に入っているそうです」(放送担当記者)
コア視聴率が重視されるのは、視聴者(13歳~49歳)の行動範囲が広く、購買意欲も高いことから広告収入に直結しやすいことによる。「細かすぎて」はその層にはしっかり響いているようだが、
「実は収録後の取材会のあと、石橋さんの発言について、フジの広報から『“フジに苦言”のような書き方はやめてくれ』とお達しがありました。そこで各社、『愛のムチ』とか『フジに喝!』という見出しになっていましたが、あれは石橋さんだからこそ言えたこと。決して間違ったことは言っていません。コア視聴率が高いのは、短いネタをテンポよく何本も見せる構成が、今の若い人に受けているからでしょう。ただ、数字を総合的に見てみると、石橋さんにはなかなか厳しい結果といえるかもしれません」(同)
石橋は同番組で、11月8~9日に開催する、とんねるずの日本武道館ライブをPRしていたが、このライブも「フジテレビ開局65周年記念事業」である。フジテレビっ子としては失敗させるわけにはいかないだろう。