韓国にいくなら地方都市が面白い 最新「K-ウエルネス」スポット、チムタク、ヤンバンが住む村も

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K-ウエルネスの最新スポット

 大邱にある今話題のヒーリングスポットにも、ぜひ訪れて欲しい。

「大邱美人」という言葉があるくらい、韓国でも美人が多いことで知られるこの地域。日本でもファンが多い俳優クォン・サンウの妻、ソン・テヨンを筆頭に、2020年に日本で大ヒットしたドラマ「愛の不時着」のヒロイン、ソン・イェジン、さらに「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」で新境地を開いたソン・ヘギョも大邱の出身だ。ちなみに、BTSのメンバー、SUGAとVもここ大邱で育った。

 そんな大邱にある話題のスポットが「大邱思惟園(テグ・サユウォン)」という樹木園である。2024年に放送され大ヒットした「涙の女王」のロケ地として使われたことで、ますます有名になった。

 鉄鋼会社の創業者によって50年以上かけて整備され、2021年9月に開業。10万坪ほどの敷地に、樹齢300年以上のカリンの樹をはじめ、珍しい樹木が美しく造成される。散策路の合間には、ポルトガルの建築家のアルヴァロ・シザや韓国人建築家のスン・ヒョサンなど、世界的な建築家が設計した施設が点在し、自然と建築・アートが融合した庭園となっている。

 麻の布が敷かれた道を靴を脱いで歩けるエリアがあり、程よい刺激を足裏に感じながら歩く体験が観光客に人気だという。瞑想スペースも多数あり、昨今注目される体にも心にも心地の良いウエルネス(健康的な生活を実践しようとする態度)を体験できる。いまや定番となった韓国コスメやエステといったK-ビューティーの一歩先、K-ウエルネスを知るにはうってつけのスポットだ。

 歴史や自然、グルメもたっぷり楽しめる地方都市。今年の夏休みには少し足を延ばして、大邱、安東を巡る韓国旅行を計画するのはいかがだろうか。

取材・撮影協力:韓国観光公社

旅行ライター/宮田ゆたか

デイリー新潮編集部

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