NTT株急落は「気にする必要はない」投資利益100億円のテスタ氏が説く「NISAの鉄則」

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「オルカン」の評価

 その意味で、「つみたて投資」において絶対的な人気を誇るインデックスファンド「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称「オルカン」も、「投資先として間違っていない」とテスタ氏は話す。

「どこかの国で株価の暴落などが起こっても問題がないように世界中に分散投資をするわけですから、リスクは抑えられています。そのうち6割が米国株なので、アメリカで何かが起これば株価は下がりますが、それはオルカンと同じくらい人気の『S&P500』(米国株式に連動したインデックスファンド)でも一緒ですし、アメリカでそういったことがあれば日本株も連動して下がりますからね」

 そしてこう付け加える。

「世界全体で見ると人口はまだまだ増え続けますから、企業の売上も全体的には上がり、経済成長していく確率の方がずっと高い。そう考えると、人口が減り続けている日本で、さらにインフレ下で目減りしていく円を預金として持っておくよりは、全世界に投資した方が損はせずに済むのではないかと考えます。逆に言えば、世界人口が減少に転じたら、オルカンへの投資を辞めればいいともいえるのではないでしょうか」

 有料版の記事【株価下落時の本当の対処法とは…投資初心者必見「NTT株暴落」「エヌビディア株高騰」から考える「新NISA」の点検表】では、高騰する「エヌビディア株」に対するテスタ氏の最新のアドバイスも含め、投資初心者が「NISA」と向き合う上での“点検表”となる情報を、複数のプロとともに解説している。

デイリー新潮編集部

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