冗談半分に楽しんでいたはずが…いつの間にかのめり込んでしまう「オカルト好き」の世界(古市憲寿)

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 オカルト好きというと、どんな人を想像するだろうか。前髪を長く垂らした陰気な不気味ちゃん? 魔女のようなファッションに身を包んだ不思議ちゃん? 確かにそういった特異な人もいるだろうが、実際のオカルトやスピリチュアル好きというのは、もっとカジュアルな層が多い。

 僕の友人にもオカルト好きがいる。彼女はそれが特異な趣味だと分かっている。だからオカルトを「冗談ですよ、分かってますよ」という顔で語る。何でも一部オカルト界隈的に2024年というのは重要な転換点らしいが、それも照れ笑いしながら教えてくれた。...

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