「日本に関心もって」森田健作がタイで学長就任 王室にファンもいる“おれは男だ!”人気

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本人は「『日本学』もカリキュラムに」

 オンライン大学開校を前に岡山理大と連携する泰日工業大学とパンヤピワット経営大学の客員教授にも森田は任命された。地元の教育関係者によると、両大学は「高いスキルを持った労働者を育成及び訓練するための大学」だそうで、経営管理、工学技術、コミュニケーション・アート、革新的農業管理、食品ビジネス管理など「専門性を追求している。特にPIMは、タイ最大のコングロマリットの一つ『CPグループ』の職業教育と就労機会を提供する教育機関」として認知されていると言う。それだけに「実現に向けては信頼できるパートナーの存在なくしては成立しなかった」(大月局長)としている。

 学長就任という重責に本人は「重要なのはタイの若者が日本に関心を抱いて、日本で働きたいと思ってもらうこと。そのためにもインターネットを使って新たな教育機関が出来ないかと思っていた。大学では専門的な学びはもちろんだが、日本の流儀に合った教育、いわば『日本学』もカリキュラムとして盛り込みたい。とにかく、まずは日本に関心を持ってもらう、興味を持ってもらうことで、将来的にはタイからアジア全域に広げていきたい」と力説する。

 少子高齢化の流れが止まらない日本では、もはや「外国人労働人材」の確保が最優先となっている。「そのためにも、専門分野での優秀な技術者、技能者を育てるのは重要なことだし、もちろんタイの日系企業で働いてもらうような環境づくりも重要。そのために、私自身も知名度を利用してもらえるのは光栄ですし、若い人のため、日本とタイのために汗を流したい」と語っていた。

渡邉裕二(わたなべ・ゆうじ)
芸能ジャーナリスト

デイリー新潮編集部

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