交際スタートで「収入10倍」に!? 講談師・旭堂南歩さんが“2度の土下座”で射止めた妻・かのんさんとの結婚ウラ話

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「大好きです!」と土下座

 南歩さんらは二人きりになり、終電がなくなったかのんさんに別の男友達から「迎えに行こうか」とLINEが入ると、南歩さんは「そんなふらちな男友達はあかん!」と遮り、こう提案。

「下心ないから、うちに来たらええやん」

 部屋で南歩さんはかのんさんとの間に仕切りまでこしらえた。彼女は真意を図りかねて聞いた。「今ってどういう状況ですか?」。その瞬間、南歩さんは「大好きです!」と土下座した。

 彼女の返答は「まあ私もそんな感じですけど」――。

交際スタートで「収入10倍」

 かくて遠距離恋愛に。当時、南歩さんは新聞社でのアルバイトもしていたが、

「講談の収入は月3万~5万円で、遠距離ですから新幹線に乗らなきゃならないことも。のんちゃんが『無理してでも来てね』って言うもので」

 通い愛を続けるうち、幸いにもどんどん講談の仕事が入り、バイトを辞めても食べられるようになった。今や講談での収入は、その頃の10倍程度なのだという。

 当時、かのんさんは月2回の逢瀬の終わりにはいつも大号泣。南歩さんはいたたまれず「大阪に帰ってきてもええんやで」と提案する。講談の仕事も「なくなってもええ。最優先すべきはあなたや」とまで!

 これが求婚なのかどうか判然としなかったが、8月ごろから同居する家を探し始め、その行動が互いを結婚へと緩やかに向かわせた。

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