顔も明かさないまま出馬して本気で当選するつもりなのか? 都知事選に立候補した「暇空茜」氏にインタビューで直撃
1億6000万円以上のカンパを受けたが、一円たりとも懐に入れていない
――公約は「公金チューチューをなくす」と「東京都をデジタルで楽しませる」の2つとしていましたが、都知事の仕事には少子化や高齢者対策、教育問題など多岐にわたります。
noteに政策集として追加で出しているので見ていただきたいです。
例えば、小池都知事が来年度から進めると言っている地下鉄のシェルター化については反対です。核ミサイルが飛んできた時、約1400万人いる都民の中で地下鉄に避難できる人などせいぜい1万人いるかいないかくらいです。こんな無駄なお金を使うよりは警察の予算を増やし、万一の内乱工作に備えるべきです。
「公金チューチュー」というのは、僕が追及した「Colabo問題」ばかりではありません。Colaboなどに東京都が拠出していた若年女性支援事業の予算はせいぜい2億円くらいで、東京都全体の予算を考えれば小さな額です。僕が問題視しているのはNPOや一般社団法人に対しての公金の出し方が無法状態になっている構造です。そこを徹底的に精査し見直していきたいと思っている。
――政治家として未経験者ですが、自身の強みは何だと考えていますか。
実績じゃないですか。僕の今日までの人生すべてです。僕は嘘をつかずにこれまで有言実行でやり通してきた。勤務していたゲーム制作会社で裏切りにあって追い出され、裁判になったときは3億円の和解を蹴り、0円か6億円かの勝負をして、判決で6億円を勝ち取りました。
Colabo問題でも1億6000万円以上のカンパを受けながらも、一円たりとも懐に入れずに、儲けにもならない住民訴訟を戦い続けてきました。
選挙公報とXとYouTube、新聞広告だけで戦います
――つまり、選挙を金儲けにしていると公言しているNHK党とは違うと。
全く違います。一緒にしないでいただきたいです。
――都知事になれば4万人の職員を束ねるばかりでなく、議会ともうまくやっていかねばなりません。今までのネットを舞台に一人で戦うという手法は通用しません。
昔、大手ゲーム製作会社でチームリーダーとして人の上に立っていましたから、マネージメントの経験は豊富にあります。チームで戦うネットゲームでも僕は日本一強いチームを率いていました。例え遊びのネットゲームとはいえ、何十万人が参加するゲームの世界です。それなりのマネジメント能力や公正さがなければ1位にはなれません。
もちろん政治が魑魅魍魎の世界であることは理解しています。清廉潔白に寝技、腹芸もやっていくつもりです。僕は自分が現実的な人間だと自負している。さっきのシェルターの話もそうですが、全員助けたいという綺麗事を言う人もいますがそれは無理です。
他の候補者はふわっとした聞こえのいい政策ばかり述べていますが、僕は具体的で実現可能な政策を掲げている。掲げた公約を実現させるために邁進していく覚悟です。
――今回の選挙戦では、選挙カーも使わず、街頭演説もせず、政見放送にも出ず、ポスターも出さないとのこと。ネットのみで戦い抜くということですか。
選挙公報とXとYouTube、新聞広告のみです。毎日、ひたすら投稿して動画をあげるだけの選挙戦です。
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