阪神・岡田彰布、逆転満塁弾で“天覧試合”の雪辱を果たす…30年越しのリベンジに成功した“劇的G倒弾”
試合前日に「美空ひばり」が他界
1959年6月25日、後楽園球場でプロ野球史上初の天覧試合、巨人対阪神が行われ、4対4の9回裏、長嶋茂雄が村山実から劇的なサヨナラ本塁打を放ったシーンは、今なお伝説として語り継がれている。それからちょうど30年後の1989年6月25日、今度は甲子園球場を舞台に“伝統の一戦”が行われ、これまたファンの記憶に残る名勝負となった。【久保田龍雄/ライター】
くしくも天覧試合から30年後の同じ日に、阪神VS巨人の対決が組まれた。かたや30年前、長嶋にサヨナラ弾を打たれた村山、こなた30年前に完投勝利を挙げた藤田元司が両チームの監督を務めるという不思議なめぐり合わせにも、因縁めいたものが感じられた。...