元AERA編集長が「男性はネット上で蓮舫さんをバッシングした」で物議 専門家が指摘する「女性にも不人気な理由」

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自分の弱さを率直に語る必要

「もし蓮舫さんが“マイナスの経歴”、つまりご自身の苦労や失敗の苦しさなどを上手に取り入れれば、有権者の関心を引き寄せることが可能です。例えば蓮舫さんは少子化対策や『結婚できない若者の不安や負担を取り除く』と訴えています。そうした公約を“プラスの経歴”しかアピールしない立候補者に主張されても、距離を感じているので誰も聞く耳を持ちません。報道によると蓮舫さんは離婚の経験があり、ご子息に批判されたこともありました。人生の苦しさも経験したことをありのままに演説に取り入れ伝えることができたなら、たちまち有権者の印象はガラッと変わります」(同・鈴鹿さん)

 蓮舫氏が「私は結婚に失敗しました。わが子から痛烈に批判されたこともあります」と自分から率直に語り、「こうした失敗を経験しているからこそ、私は結婚を望む都民をサポートしたい。少子化対策に尽力したい」と呼びかけるわけだ。

「『蓮舫さんは批判ばかり』との批判にも同じ方法で対応できます。蓮舫さんが『決して順風満帆の人生ではありませんでした。むしろ常に厳しく批判されてきたのは皆さんがご存知の通りです。それでも皆さんの支援で、ここまで頑張ってきました。私は失敗を糧にします。どうか皆さん、私に力を貸して下さい』と訴えたら、有権者のイメージは変わるのではないでしょうか。『自分の弱さも率直に語っている』と蓮舫さんに親近感を持つはずです。蓮舫さんが自分の弱点も率直に語るだけの度量を示すことができれば、小池さんを逆転して当選することは可能だと思います」(同・鈴鹿さん)

註:浜田敬子氏、蓮舫氏の都知事選出馬めぐり「特に男性のネット上でのバッシングに違和感感じた」(日刊スポーツ電子版:6月19日)

デイリー新潮編集部

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