欧州議会選挙 フランスの右翼「国民連合」はなぜ第1党になったのか

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欧州統合派の目指す路線

 欧州議会選挙(6月)で極右が躍進し、フランスではマリーヌ・ルペン(ル・ペン)氏の国民連合(RN)が第一党になった(現党首はジョルダン・バルデラ)。政権与党が軒並み不振だったなかで大躍進したのは、メローニ首相を出す「イタリアの同胞」(極右でファシストの系統)だけだった。

 欧州連合(EU)はベルギーのブリュッセルに事務局があり、欧州議会はフランスのストラスブール、欧州裁判所はルクセンブルクと分散している。欧州中央銀行はドイツのフランクフルトでライン川沿いの仏独国境、カトリックとプロテスタントの境界に位置する。...

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