源氏物語を解説したマンガが「発売23年で異例の40刷」一体、何がスゴいのか? 著者に聞いた制作秘話

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発売から20年。毎年、増刷している“源氏マンガ”

 大河ドラマ「光る君へ」は越後編となり、そろそろ「源氏物語」執筆開始も近いのではと、ファンの期待も高まっている。書店には、あいかわらず「源氏」「紫式部」「平安」解説書がならび、ちょっとした“源氏特需”の様相を呈しているようだ。

 そのなかで、別格の貫禄で鎮座するのは、やはり“源氏マンガ”の決定版、大和和紀『あさきゆめみし』(講談社)だろう。コミックス、文庫、新装版などで累計1800万部を突破しているという、“国民マンガ”である。古文試験のサブテキストとしても有名で、「試験によくでる『あさきゆめみし』」なんて受験対策本が出たこともあった。...

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