往年のファンは感激…西城秀樹さんの長男(20)が「さんま御殿」初出場でわかったこと

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 6月11日放送のバラエティ番組「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ)に、2018年に亡くなった西城秀樹さんの長男で歌手の木本慎之介(20)が初登場した。“お笑い怪獣”の洗礼を受け、ダメ出しもされたが、SNS上ではかえってそれが高評価に繋がったようだ。

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 明石家さんまは、いつも通り容赦はしない。番組冒頭、「お父さんには本当にお世話になった」と感謝しつつも、「ちょっと『ハウスバーモントカレーだよ~』って言ってくれる?」といきなりの無茶ぶり。木本は素直にこれに応え、「ヒデキ、感激!」まで振り付きでやって見せた。

 これに往年の秀樹ファンも感激。SNS上にはこんな声が。

《先日、秀樹さんの息子が出てたのを見て泣いた。子供の頃つらい日々を支えてくれた西城秀樹さん。声聞いてたらほんと泣いちゃったよ》

《さんま御殿、ハウスバーモントカレーCMソングを歌う慎ちゃんの表情が一生懸命。心を込めて歌うヒデキみたいだった。さんまさん、やす子さん、小峠さん、SHELLYさん、出演者の皆様の温かい雰囲気に包まれてナチュラルな彼の良さが引き出されてよかった。沢山努力して精進してください》

《慎くん登場嬉しかった。秀樹がお空からきっと応援してるだろうなと思いました。さんまさんに洗礼を受けて緊張気味だった慎くん。認知度が先に行かないよう歌を磨いて益々輝いて欲しい。応援しています》

 だが、お笑い怪獣はこれだけでは納得しない。この日のテーマは下積み時代のアルバイト経験だった。木本が焼き肉店で働いていた頃の話を一所懸命に説明していると……。

新御三家

さんま:もうちょっと短くならへんか?

――あまりの仕打ちに、オードリーの若林正恭は「怖えぇ」と震え上がる。木本の隣にいたバイきんぐの小峠英二が助け船を出す。

小峠:もうすぐ! もうちょっとですから! なんで我慢できないんですか!

さんま:ほいで?

木本:はい、で、あのお……。

小峠:もう、喋りにくいでしょ!

――元自衛官芸人のやす子も「やりずらいよ~!」と食ってかかり、木本に語りかける。

やす子:今日、一緒に飲みに行こうね、ねっ!

木本:ありがとうございます!

 民放プロデューサーは言う。

「木本自身が『顔はあんまり似てない』と言うとおり、精悍でワイルドだった父親と比べると、彼はイケメンだけど優男。声は本当にそっくりで、父親を知る世代には涙ものだったでしょう。スタジオで拍手喝采を浴びていました」

 西城秀樹をご存知ない方のために説明すると、

「1970年代、郷ひろみ、野口五郎と共に“新御三家”と呼ばれたトップアイドルの一人で、全盛期のSMAPや嵐以上の人気と言っても過言ではありません。『男の子女の子』でデビューした中性的な魅力のひろみ、しっかりとした歌唱力に加えとぼけたコントが売りだった五郎に対し、秀樹は情熱的でセクシーでした。迫力のある歌声は、あの谷村新司が“なぜあんな歌い方ができるのか”と評したほど。代表曲は『情熱の嵐』『ギャランドゥ』『ブルースカイブルー』。最大のヒット曲『YOUNG MAN(Y.M.C.A.)』は日本歌謡大賞やFNS歌謡祭でグランプリに輝き、『ザ・ベストテン』(TBS)では番組史上初にして唯一となる満点(9999点)を叩き出しました。役者としてもドラマ『寺内貫太郎一家』(同前)で小林亜星との大立ち回りが評判を呼びました」

 ちなみに初代の御三家は、橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦である。新御三家の秀樹の息子である木本、トークでは前述の通りダメ出しを食らったり、緊張のあまり話を聞いていなかったりしていたが……。

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