都知事選「つばさの党」は“楽しい選挙”に路線変更か 警官100人が出動した第一声で黒川代表の内縁妻が披露した「謎の音頭」と「華麗なステップ」
悪ガキたちが部活のノリでやっているようなものです
そして最後に「これからも私たちは楽しく政治活動を続けていきたいと思います」と訴え、街頭演説会は平和に終了したのだった。終了後、外山氏を直撃した。
――ソフト路線に変更したということか。
「CIA音頭は以前からアメリカ大使館前でやっていたことなので、決して路線を変更したわけではありません。これは私たちの街宣では定番になっている歌です」
――随分とやり方が変わった印象がありますが。
「私たちは権力者の監視役を担って活動してきたつもりで、前回はちょっとやりすぎてしまっただけなのです。あの3人がいなくなったら、私くらいしかこうして訴える人もいない。今日も名古屋や福岡から支援者が駆けつけてくれましたが、全部で10人ちょっと。悪ガキたちが部活のノリでやっているようなもので、50人体制の捜査本部を作るなんて警察が大袈裟すぎるのです」
――勾留中の黒川代表はどんな様子ですか?
「本来ならば政治犯は完黙を貫くべきところですが、黒川はああいう性格ですから黙っていられなかったらしく、言いたいことは言い尽くしたようです。で、今はもう言うこともなくなって黙秘していると弁護士から聞いています」
そして、次の街頭演説場所であるイスラエル大使館へと向かっていったのだった。午後7時から予定が「都内某所」となっていたので尋ねると、
「妨害する人が現れる可能性があるので、直前までお教えできません」(スタッフ)
こんな騒ぎに巻き込まれ、暑い中、1時間以上も警備に当たらされた警視庁の警官たちには頭が下がる思いである。