渡部建 「5時に夢中!」6・21生放送出演で囁かれる不安要素「金曜日でないほうが…」
お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(51)が、21日放送の情報番組「5時に夢中!」(TOKYO MX)に生出演する。2020年6月の“多目的不倫”から4年、22年2月に芸能活動の再開を発表してから2年4カ月、地上波の番組には初の生出演となる。果たして彼は、視聴者に受け入れられるのか――業界が注目している。
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地上波の生放送は復帰後初だが、収録番組への出演はまったくなかったわけではない。22年2月15日からコンビの冠番組「白黒アンジャッシュ」(千葉テレビ)には復帰しているし、昨年12月29日放送の「全力!脱力タイムズ」(フジテレビ)では全国放送の地上波番組にも復帰を済ませている。さらに、今年5月24日には「マツコ&有吉 かりそめ天国」(テレビ朝日)にも4年ぶりに出演した。民放ディレクターは言う。
「もっとも、『脱力タイムズ』は覆面姿、『かりそめ天国』は黒塗りシルエットで声だけの出演でした。『脱力タイムズ』では名前こそ出しませんでしたが、元芸人であることや食レポが得意といった受け答えで、すぐに渡部だとわかりました。『かりそめ天国』ではナレーションで『あのグルメ王・W氏』と呼ばれ、しかも、W氏が紹介した店は『わたべ』という老舗の鰻屋でした。さらに、W氏のグルメ解説に有吉弘行(50)が『出たよ!』『反省してない』『腹立ってきた』とツッコむなど、時間をかけて少しずつ地上波番組への本格復帰を探っているような状態でした」
そこへ、いきなりの地上波番組、生出演である。
「しかも、TOKYO MXです。MXは渡部の復帰に合わせて『白黒アンジャッシュ』の放送を打ち切った局です。昨年10月から放送を再開したものの、彼の生出演というのは英断であり、渡部にとっても大きな前進と言っていでしょう」
とはいえ、MXは東京ローカルのテレビ局だ。
自虐キャラも身につけた
「だからこそ先陣を切ることができたとも言えますし、業界も注目しているわけです。視聴者から『禊は済んだ』と思われているのか、その反応を見たいと思っているのです」
禊と言っても、多くの視聴者にとって彼の不祥事は無関係だ。
「重要なのは、視聴者が不快に感じないかということです。不祥事を笑いに変えて面白いアピールができるかどうかで、禊が済んだかどうかが判断されます。自虐ネタで笑える、トークやキャラが面白い、反省が窺えて再出発を許してもらえる空気が生まれた……そういう結果が出たら、禊が済んだと言えます」
かつては博学でならし、“芸能界のグルメ王”の異名を取った、およそ芸人らしくない渡部にとって、自虐ネタは難しいのではないか。
「そうでもありません。『脱力タイムズ』や『かりそめ天国』での顔伏せ出演はもちろん、ネット配信番組の千鳥の『チャンスの時間』(AbemaTV)ではピン芸人の永野(49)に罵倒されて謝ったりと、かつてとは違う一面を見せています」
車の選び方の講師として出演した渡部は、大事なのは“鼻につかないこと”だと強調した。その上で「そもそも僕、どうやらずーっと鼻についていたのが、あの一件で爆発したって感じですね」とも自虐的に語っていた。
「もっとも、彼の場合は、あの不祥事をストレートにイジることは難しいので、不祥事以外のところでイジることが求められます。芸人MCや芸人集団がイジるほうが、やりやすいでしょうね」
それゆえ「5時に夢中!」の生出演には懸念もあるという。
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