メーガン妃に「悪意なし」を信用しない英国民 “キャサリン妃の復帰直前に商品PR”で猛批判の理由は過去の“バッティング伝説”にあり

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 3月にがん罹患を告白した英王室のキャサリン妃が、王室行事への出席で公の場に戻った。一時的な復帰ではあるが、同じくがん治療中のチャールズ国王と並ぶ姿は安心感を与えたことだろう。その一方、時を同じくして米国から届いたのはメーガン妃の話題。「絶対に何かすると思っていた」「予想通り」――英国で非難と呆れの声が上がる理由は、メーガン妃の“前科”にあるようだ。

チャールズ国王と言葉を交わす場面も

 6月15日、英国君主の公式誕生日を祝うパレード「トゥルーピング・ザ・カラー」が開催された。チャールズ国王は11月生まれだが、6月の土曜日にパレードを開催するのは長年の伝統。今年も会場のホース・ガーズ・パレードには1000人超の軍人と数百頭の軍用馬がずらりと並んだ。

 一般のチケットが毎回完売する大人気行事だが、今年の目玉はもう1つ。14日に声明 を発表し、出席を宣言したキャサリン妃だ。白のひざ丈ドレスで現れたキャサリン妃は少々体重が落ちたように見えたが、美しい笑顔は変わらず。バッキンガム宮殿のバルコニーから英空軍の祝賀飛行を見物する際には、チャールズ国王と親しげに言葉を交わす場面もあった。

 ともあれ、ロイヤルファミリーも英国民もひと安心で終わる一日……のはずだったが、大西洋の向こうにいるメーガン妃は違ったようだ。キャサリン妃がパレードに参加する数時間前、メーガン妃が立ち上げたライフスタイルブランド「アメリカン・リビエラ・オーチャード」の商品写真がSNSに投稿されたのだ。

メーガン妃の「バッティング伝説」

 Instagramに商品の写真を投稿したのは、有名ポロ選手のイグナシオ・“ナチョ”・フィゲラス氏。ビン入りのラズベリージャムと犬用ビスケットが写っていたが、セレブのSNS投稿で特定の商品やサービスをPRする方法は珍しくない。メーガン妃のブランドも今回が2回目で初回はイチゴジャムだった。問題は商品の内容ではなく、キャサリン妃が公の場に現れる「数時間前」という投稿 タイミングである。

 フィゲラス氏の投稿についてヘンリー王子夫妻の関係者は「悪気はない」「SNSでの紹介は頼めても、投稿 タイミングまで指示はできない」とメディアにコメントした。ヘンリー王子の“親友”と称されるフィゲラス氏は、プライベートジェットで一緒に移動するなどかなり親しげだ。イチゴジャムの際ももちろん協力しているが、それでも投稿タイミングに関するお願いが難しいとはいささか奇妙である。

 この投稿をめぐり、ネット上には「やっぱりやったか」「おとなしくしていてほしい」「キャサリン妃の出席が決まった時から心配していた」といった非難と呆れの声があふれた。長く王室を見ている英国民にとって予想通りの展開だった理由は、これまでの“積み重ね”にある。キャサリン妃とメーガン妃の確執、および今回が初めてではないメーガン妃の「バッティング伝説」だ。

 そもそもメーガン妃のブランドの立ち上げ発表も、ウィリアム皇太子のスピーチと同じ今年3月14日だった。しかも、そのスピーチは母・ダイアナ元妃にちなんだ「ダイアナ・レガシー・アワード」の授賞式という大切な場で行われたものだ。メーガン妃の発表が事前予告なしだっただけに、「数日ならずらせるのでは?」という声は多かった。

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