【都知事選】石丸伸二氏をドトールコーヒー創業者(86)が支援、ボランティア説明会を取材したカメラマンは「会場はもの凄い熱気。蓮舫氏はかなり票を食われる」

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ドトールコーヒーとの関係

 ネット上には説明会の様子を伝える動画も投稿されている。司会進行を務めたのが選挙プランナーとして知られる藤川晋之助氏(70)。大阪市議を2期務めたほか、東京維新の会事務局長などを歴任した。

 藤川氏は大勢の聴衆を前に自己紹介し、「ウィキペディアには『選挙の神様』と書いてある」と冗談を飛ばすと──そのような記述があることは事実だ──会場はドッと沸く。

 そして「あの有名なドトールコーヒーの鳥羽会長から電話いただいて、会長が『いい男がいる。選挙を手伝ってくれ』と言われて」石丸氏のサポートをすることになったと説明した。担当記者が言う。

「鳥羽会長とは、ドトールコーヒーの創業者として知られる鳥羽博道氏(86)のことです。鳥羽氏は1962年にドトールコーヒーを創業、2000年には東証一部(現・東証プライム)に上場を果たしました。2006年に名誉会長に就任し、経営の第一線からは退いています。とはいえ、ドトール・日レスホールディングスの大株主ですから資産家であることは言うまでもありません。藤川氏の説明によると、鳥羽氏は安芸高田市長時代に配信された石丸氏のYoutube動画を見て感動。手紙を送ったことで二人は親交を持つようになったそうです」

「日本を変えられる好機」

 藤川氏は多数の選挙をサポートし、多くの国会議員や首長を生み出してきたと言い切った上で、「はっきり言って税金泥棒も作ってきた」と自虐的に総括。だからこそ石丸氏と出会えたことは「人生最後のご奉公」、「神様が与えてくれた場面」と持ち上げてみせた。

 そして真打ち登場というイメージで石丸氏が登場。まずは「下の様子を見に行ってきまして、長蛇の列。東京なので『また新しいドーナツ屋さんができたのかな?』と思いました」と冗談を口にして会場を沸かせた。

 石丸氏は「かなり大きいホールを借りたので『埋まるかなあ』と心配をしていた」と笑顔を浮かべた上で、「皆さんの思いをうまく力に変えていきたいというのが私の願いです」、「皆さんの力で色々なものを動かしていきましょう」と聴衆に向かって呼びかけると、盛大な拍手が送られた。

 その後は石丸氏本人が要領よく、ボランティア活動の説明を行った。コンプライアンスの徹底や、楽しんでSNSに投稿することなどを依頼。最後に日本の政治について「この体たらく」と厳しく批判し、聴衆に向かって「皆さんも忸怩たる思いだったのではないか」と呼びかけた。

 石丸氏によると都知事選は「日本を変えられる好機」なのだそうだ。

「私たちに残された時間は限りがあり、一番、最短のルート、最速の方法で解を求める。東京都を動かすのが一番効率的で効果的」

 都知事選で日本を変えると宣言し、「ぜひ皆さんの力で東京を動かして、日本を動かしていきましょう」と言って一礼すると、再び会場から拍手が沸き起こった。

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