交流戦終了 巨人の戦い方を見ているとイライラしてくる…結局「岡本頼み」でいいのか【柴田勲のコラム】
期待した分、ちょっと残念な結果
巨人が8勝9敗1分けの7位で今季の交流戦全日程を終えた。
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滑り出しのソフトバンクから西武、さらにロッテに2勝1敗と勝ち越した。交流戦Vかなんて声が出たけど、終わってみれば一つ負け越しのこの結果、ちょっと残念だ。
オリックス、楽天にそれぞれ3タテを食らって6連敗……これが痛かったし、こんなことじゃあダメだ。
ことに楽天戦は初戦で抑えのアルベルト・バルドナードが四球連発からサヨナラ打を浴びて、今季初の1試合3本塁打がフイになった。そうかと思えば、翌日先発した堀田賢慎が1回、わずか12球で自己ワーストに並ぶ5失点、3戦目は3併殺を喫するなど今季11度目の完封負けだ。
ますます監督の信頼を失う
確かに楽天には勢いがあった。あったけど、総じていまの巨人の戦い方を見ているとイライラしてくる。
走者が出ると判で押したように送りバントのサインだ。打者にプレッシャーがかかる、萎縮する。相手チームも分かっている。時には思い切ってバスターやヒットエンドランで揺さぶってもいい。
犠飛が欲しい場面で出ない。ヘタクソな選手が多い。16日、日本ハム戦の7回1死二、三塁で代打の大城卓三が初球、高めの球を打って出て遊ゴロに倒れた。
初球から振るなとは言わない。でも、あの球が遊ゴロになる球か。ここは外野フライでOKだ。ますます監督の信頼を失う。
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