蓮舫氏が共産党お得意の”抱きつき戦法”に大苦戦「赤旗ではスター党員のような扱い」 一方、小池都知事は自民の”ステルス支援”にニンマリ

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立民内で共産党寄りと批判を浴びている蓮舫氏の“兄貴分”

 立憲民主党内では、「子飼いの議員を共産党に売った」と蓮舫氏の“後見人”と言われる人物が批判を浴びている。手塚仁雄都連幹事長だ。

「手塚さんの選挙区は衆院東京5区(目黒区と世田谷区の一部)ですが、毎回、自民党の若宮健嗣氏に苦戦を強いられており、共産党の支援を必要としている。そんな自分の都合で、蓮舫氏に共産党をあてがったのではないかと言われているのです。知名度と人気がある蓮舫さんですが、実は党内には味方は少ない。長らく兄貴分として慕ってきた手塚さんには逆らえないのです」(前出・立民関係者)

 一方、受けて立つ側の小池氏の方は、敵失に加え、自民党が表立って動かずに“ステルス支持”を決めてくれたことにニンマリだという。自民党都連関係者はこう語る。

「ウチが表に出たって迷惑をかけるだけですからね。団体票を取りまとめて応援するくらいのことしかできませんが、小池さんはそれで十分でしょう」

石丸票はどこまで伸びるか

 もっとも自民党都連の多くの本音は“小池憎し”で、決してこの展開を喜んでいるわけではないという。

「8年前、『ブラックボックス』と攻撃された恨みは簡単には消えません。ただ裏金問題が噴出しているいま、独自候補を擁立したとて勝ち目がない。仕方なく乗らざるを得ない。小池さんは前回の366万票からは大分減らすでしょうが、200万台後半は取るんじゃないでしょうか。蓮舫さんが共産党といくら頑張っても、せいぜい100万台後半でしょう」(同)

 もう2人の対決には関心はなく、「石丸伸二氏がどこまで伸ばすかが気になる」と語る。

「支持基盤がない石丸氏がネット選挙だけで50万票とか取ってしまったら、これからの政党政治に大きな影響を与えることになる」(同)

“禁断の果実”に手を出してしまった蓮舫氏に挽回策はあるのかーー。

デイリー新潮編集部

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