蓮舫氏が共産党お得意の”抱きつき戦法”に大苦戦「赤旗ではスター党員のような扱い」 一方、小池都知事は自民の”ステルス支援”にニンマリ
風刺画にも登場し〈当然1位当選〉
〈住みやすい東京一緒につくろう 蓮舫氏、共産党都議団を訪問〉(5月30日)
〈「女たちの会」蓮舫さん支持 都知事選へ声明 自民政治終わらせる〉(6月8日)
〈蓮舫都知事誕生に全力 党労働者後援会 山添・白石氏が訴え〉(6月12日)
〈心一つに都政チェンジ 蓮舫知事誕生へ東京一斉行動〉(6月15日)
6月2日には風刺画にも登場。〈当然1位当選〉と指を立てる蓮舫氏のイラストが大きく載った。左隣には冷や汗をかく小池氏が〈イヤだァ 都知事のセカンドなんて〉、右隣には小池晃書記局長が〈苗字はともかく今回は小池都知事じゃダメなんです〉。
「出馬表明した2日後に共産党都議団を訪問した際、大山とも子都議団長らに万雷の拍手と花束で出迎えられ、さすがに蓮舫氏も焦ったようです。ただ時すでに遅し。バシャバシャとマスコミに写真を撮られて、ベッタリな関係が喧伝されてしまった」(立憲民主党関係者)
なぜ共産党はここまでして「他党」の候補を応援するのだろうか。
「自力ではもう党勢が保てなくなってきたからです。吉良佳子参院議員を前面に出した“キラキラブーム”も今や遠い昔。毎年のように党員は減り、2000年時に200万部あった赤旗の購読者数は85万部まで減っています」(前出・政治部デスク)
結党以来、独立独歩の方針を貫き選挙も単独で戦ってきたが、吉良氏が出てきた2015年頃から野党勢力との共闘路線に方針転換した。すると、民主党候補などが当選するようになり途端に存在感が増した。
「それからと言うものの味をしめ、抱きつき戦法を駆使するようになった。要は野党の中で、自民党における公明党のような存在になりたいと考えているわけです」(同)
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