蓮舫氏が共産党お得意の”抱きつき戦法”に大苦戦「赤旗ではスター党員のような扱い」 一方、小池都知事は自民の”ステルス支援”にニンマリ
「小池都政をリセットする」。はちきれんばかりの笑顔で出馬表明した時、この展開を予期していただろうか。都知事選に立候補表明している蓮舫氏(56)の支持が伸び悩んでいる。敵に苦しめられているわけではなく、全力で支援してくれる味方に足を引っ張られているのだ。
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【写真】「抱きつきのプロ」の罠にハマった? 共産党都議団に挨拶をした際に「花束」で歓迎される蓮舫氏と蓮舫氏を「スター党員」のように大きく扱う「赤旗」紙面
国民民主と連合にソッポを向かれ…
「共産党さんとガッツリやっておいてご一緒にと言ったってご一緒できない。これでは本当に『立憲共産党』だ」
6月7日の記者会見で、国民民主党の榛葉賀津也幹事長が手に持って笑い飛ばしたビラ。そこには、蓮舫氏の写真とともに共産党が掲げる政策が書き連ねられており、あたかも共産党候補のような扱いだった。
連合も「共産党とは考え方が全く違う。連携していくことは非常に難しい」(芳野友子会長)と小池百合子都知事(71)支持の方針を固めた。蓮舫氏が出馬表明時に呼びかけた「オール東京」は実現しなかった。
「あのビラが出てきてから明らかに流れは変わりましたね。最近の共産党は、他党の候補にしがみつくようにして支援する”抱きつき戦法”を得意としています」(政治部デスク)
ビラだけでない。共産党の機関紙「赤旗」を読んでいると、蓮舫氏は「スター党員」さながらの扱いだ。
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