「たのって呼ぶぞ」伊藤匠七段 少年時代の秘話を師匠が明かす 藤井聡太が通った将棋教室との“違い”とは
現在、将棋の叡王戦五番勝負で藤井聡太八冠(21)に挑み、対戦成績2勝2敗で「八冠崩し」の筆頭に立つ伊藤匠七段(21)。彼が幼い頃に通っていたのが東急田園都市線の三軒茶屋駅から徒歩3分ほどの古いビルの2階にある「三軒茶屋将棋倶楽部」(東京都世田谷区)である。教室の経営者で伊藤七段の師匠でもある宮田利男八段(71)に話を聞いた。(前後編の前編)【粟野仁雄/ジャーナリスト】
年配の男性や女性、高校生など、様々な年齢層の生徒が好きな時間に教室にやって来ては三々五々、「お願いします」と盤の前に座る。...