「身に覚えのない225万円のロレックスが…」 マイナカード不正が多発…被害者2名が明かす「恐怖体験」
225万円のロレックス
一方、同様の手口で携帯を乗っ取られた松田憲幸・八尾市議にも被害を尋ねたところ、
「iPhone 15 Proに機種変更されたほか、PayPayを不正利用されて、洋服やカバンの購入代金として5万円ほど使われました。また、ソフトバンクカード(アプリ)からも12万円ほど抜かれました」
それらの被害については、やはり補償があり、実損はなかったというが、
「乗っ取りから復帰後、携帯を確認すると身に覚えのない二つの購入履歴を発見しました。一つは225万円のロレックスで、これは東京・銀座の店舗で店頭受け取りの予定になっていた。さらになぜか私の家宛に、95万円のロレックスも発注されていたのです」
その後、95万円のものについてはキャンセルが成立。しかし、225万円の方については、
「店側に連絡を入れた時点で、すでに犯人の手に渡っていました」
松田氏は信販会社に事情を説明。なんとか支払い義務は免れることができたのだという。
後編では、実際にマイナカードの偽造に手を染めていた中国籍の実行犯に取材。カード偽造の手口や日給まで赤裸々な告白を紹介する。
[3/3ページ]