委員会中に「暇です」と送信、机の下に隠したタブレットに映った“意外な画面”… 国会議員のあきれた「内職」合戦

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家具カタログをじっくり吟味

 6月3日、同じく衆院・決算行政監視委員会。萩生田光一前政調会長(60)は、家具のカタログを見ていた。なんでもかんでも「秘書がやった」と言う議員が多い中、自らの目で書類棚まで吟味する姿勢は評価できる――という人はどのくらいいるだろう。パーティー券の裏金キックバックが2700万円で党内3番目の多さを誇っても、政倫審に出ず、処分も「党役職停止1年」かつ「都連会長留任」で済まされてしまうのは、この細かい管理ゆえのことなのか。

 6月7日の参院本会議。どうにも落ち着かない雰囲気を醸していたのは松下新平元総務副大臣(57)であった。参院では許されるタブレット端末だが、なぜか机の下に隠している。よく見ると、どうやらカード決済の口座に引き落とし予定のお金が足りないというお知らせ。たしかにこれは見られたくないが、ならばここで開かなければいいものを……。

 かくして幕を閉じてゆく、締まりのない第213回通常国会。秋の臨時国会は10月召集予定だ。

撮影・福田正紀

週刊新潮 2024年6月20日号掲載

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