「摂取した脂肪の約25%を排出」 日本初の“やせる市販薬”が登場! 「価格は1カ月で8800円」
油漏れが起きるのは3割
もっとも、脂肪の吸収を妨げるゆえの“懸念”もある。国内の臨床試験では“便や油を伴う放屁”といった副作用が報告されており、先の藤田マネージャーは、
「一般的に想像される通常の活動に支障が生じる程度の便失禁というのは、多くは起こりません」
そう前置きしながらも、
「油が肛門からにじみ出てしまう油漏れは、長期投与の試験で3割ほどの方に認められたというデータがあります。ですが、油漏れや下痢といった症状は服用開始から2週間以内に起こりやすく、その後は発現率が下がっていく。これは、何を食べるとどんな症状が出るかということが徐々に分かってきて、高脂肪な食事を控えるようになることが要因の一つと考えています。ただし体質の問題もあり、心配な方は服用後2週間くらいはパッドやナプキンなどで油漏れの対策をしていただければと思います」
というのだ。
食べた物の油量を可視化
これに関して、
「私の場合は油が勝手に漏れるということはなく、おむつは使いませんでしたが、お腹が緩くなってトイレに行く回数は確実に増えました」
そう明かすのは、実際にアライを服用した薬剤師の水八寿裕(みずやすひろ)氏である。
「服用開始から2日間は便に油が混じる感覚はなく、3日目あたりから油滴が便器の水面に浮かぶように、しっかりと出てきました。このインパクト、視覚的効果はてきめんで“本来ならこれだけの量の油が体内に取り込まれていたのか”と気付かされ、いやでも日々の食事には注意を払おうと思い知らされるのです」(同)
食べた物の油量を、アライが可視化してくれるというわけだ。
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