久保建英に代わって五輪に? “いとこ”久保凛16歳が陸上で大活躍

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 サッカー・スペインリーグで活躍する久保建英(23)が帰国後に会見し、パリ五輪について「みんなで話して決まった結論」と述べ、不参加を示唆した。

 彼が五輪に出場する可能性は極めて低かった。その代わりといってはなんだが、建英の父親の弟の娘、つまり“いとこ”が晴れ舞台に立つ可能性がある。

建英の父親の下でサッカーも

 久保凛――いま、陸上女子800メートルの記録を次々と塗り替えている16歳の高校2年生だ。

「小学生の頃は、建英のお父さんが監督を務めるサッカークラブでプレーしていたそうです」

 とスポーツ紙記者が語る。

「元陸上選手の祖母の勧めもあって、中学から本格的に陸上を志し、3年次に全中で優勝。高校に進学すると、1年生ながらインターハイ(全国高校総体)で優勝を果たしました」

田中希実を超えた実力

 今季は、3月の記録会で2分5秒13の高1歴代最高を記録すると、4月の大会では世界陸上出場の田中希実(24)を制して優勝。5月3日の大会では2分3秒57をマークし、U-18日本記録を18年ぶりに更新した。12日の大会も勝ち、目下、シニア大会3連勝中である。

「全中優勝後、この世代の日本代表に選ばれ、『(2028年五輪開催地である)ロスの星』と呼ばれ始めたのですが、今季の成長曲線が半端なく、にわかに『パリも狙える』という雰囲気になってきました」

 今月末、パリ五輪代表選考を兼ねた陸上日本選手権が行われる。凛は優勝候補筆頭だが、問題はタイム。世界との隔たりが大きいこの種目の五輪参加標準記録は1分59秒30で日本記録をも上回る。しかし、

「彼女なら突破するかも」

 ゆくゆくは、東京五輪で4位に泣いたいとこ、建英のリベンジを!

週刊新潮 2024年6月13日号掲載

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