「考えていたより簡単ではなかった…」一度は断たれた“五輪への道” それでも諦めなかった尾崎野乃香をパリに導いたものとは(小林信也)

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 尾崎野乃香は成城学園中を卒業する時、JOCエリートアカデミー入りを勧められた。全国中学選手権をはじめ数々の大会で優勝を重ね、7年後のパリ五輪を担う逸材と認められたのだ。尾崎は大学まで一貫で進める環境を捨て、レスリング優先の3年間を過ごした。期待どおり世界カデット選手権(16-17歳)優勝、ユース五輪優勝。高3時には全日本選手権62キロ級で初優勝。パリ五輪が明確に視野に入った。が、高校を出る時、今度は競技優先の強豪校を選ばなかった。...

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