【光る君へ】一条天皇がいくら望もうとも定子と会わせるわけにはいかない…裏にあった藤原道長の“私情”
一条天皇の「私情」を拒む道長の「私情」
父の藤原為時(岸谷五朗)が国守として赴任するのに同行し、まひろ(吉高由里子、紫式部のこと)は越前へと赴いた。このため、NHK大河ドラマ『光る君へ』の第23回「雪の舞うころ」(6月9日放送)は、主な舞台が越前だったが、都での場面に気になる展開があった。
天皇の秘書官長に当たる蔵人頭を務める藤原行成(渡辺大知)は、一条天皇(塩野瑛久)から、出家してしまって会えない中宮の定子(高畑充希)への思いを聞かされる。それに同情した行成は、藤原道長(柄本佑)に天皇の思いを伝えたが、道長は行成を戒め、「頭を冷やせ。...