女性週刊誌の大谷翔平報道「妄想がひどすぎる」 勝手に真美子夫人を「大谷財団理事長就任へ」生まれてもない子供を「UCLAに」

スポーツ 野球

  • ブックマーク

 日本テレビとフジテレビが大谷翔平のプライベートを過剰に報道したという理由でドジャースから「出禁処分」になったという。他方、出版関係者の間では「女性週刊誌の方がよほどヤバい」という声が出始めている。業界内でも「いくら何でもハチャメチャ」と呆れられている、ある女性週刊誌が放った”3本の記事”とは…。

 ***

3誌による熾烈な報道合戦

 日本テレビとフジテレビの“出禁騒動”を報じたのは「現代ビジネス」(6月12日配信)。同サイトによれば、両社は大谷が購入したばかりのロス市内の豪邸前からレポートしたり、近隣住民にコメントを求める取材をして大谷サイドの逆鱗に触れたとのこと。両社ともドジャースから貸与されている取材パスを剥奪され、過去素材を使用しないよう通達されたという。

「いくらスーパースターでも、自宅を晒すような報道はやり過ぎ。しかもワイドショーではなく報道局がやらかしたことに社内では衝撃が走っています」(日テレ関係者)

 この報道を受けて、「いよいよこちらにも矛先が向けられるかもしれません」と戦々恐々とするのは某女性週刊誌を発行している出版社関係者だ。真美子さんとの結婚以降、大谷をめぐる「女性セブン」(小学館)「週刊女性」(主婦と生活社)「女性自身」(光文社)の報道合戦は激化する一途だという。

「大谷が髪を切った、真美子さんが愛犬・デコピンを連れて球場に現れたなど、水原一平被告の現地報道も含めてどんな話題にも食いついて記事にする“お祭り”が数カ月間続いています」(出版社関係者)

根拠も示さず「大谷財団設立」と報道

 主語は「真美子さん」になることが多いという。

「読者は女性なので野球の活躍にはほとんど触れません。代わりに“真美子さんの内助の功があってのこと”、“真美子さんの意向も汲んだに違いない”と全ての事象を強引に真美子さんの動静につなげていくわけです」(同)

 豪邸を買ったと伝えられれば、

「こぞって“おしゃれで大きなキッチンで得意料理を振る舞うに違いない”と。悪口を書くことはありません。逆に”元バスケットボール選手だから礼儀正しい”とか、とにかく何でも持ち上げます」(同)

 そんな過剰な報道の中で、「いくらなんでも妄想が過ぎるのでは」と話題になっているのが「女性自身」の報道だ。確かに最近、同誌が立て続けに出している大谷記事のタイトルはどれも度肝を抜く。最初に紹介するのは5月下旬に発売された6月4日号のこのタイトル。

〈「世界一稼ぐ野球選手」夫(29)の責務を果たすべく、理事長就任へーー真美子さん(27)「ハワイの困窮児童に病院を」大谷財団設立〉

 先に断っておくが、このような事実は今のところ全く出てきていない。

 記事の冒頭で、大谷のボブルヘッド人形が配られた始球式に大谷が心臓病を患う13歳の少年を呼んだエピソードが振られた後、「大谷夫妻はチャリティ活動に一層力を入れていく責務があると思います」と語るスポーツライターが登場。

 ドジャースの先輩選手であるカーショー夫妻がアフリカの恵まれない子供のために学校や病院を作っている活動を紹介してから、こう続けるのだ。 

「メジャーリーガーは夫婦で財団を作り、理事長には妻が就任するケースが多いです。当然、真美子さんにも責任ある立場が求められます。“マミコ&ショウヘイファンデーション”といった名前で基金が設立され、世界の子供たちへの奨学金プラグラムや、病院作りにも力を入れるはずです」

次ページ:ハワイの別荘購入と“こじつけ”

前へ 1 2 3 次へ

[1/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。