「ノーノ―」大瀬良と「23年連続勝利」石川 エース二人が“自軍一筋”でFA権を行使しないワケ
広島の大瀬良大地(32)が今月7日に行われたロッテ戦で、プロ野球史上90人目となるノーヒットノーランを達成した。
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「大瀬良といえば“カープ愛”抜きでは語れません」
とスポーツ紙デスクが解説する。
長崎県出身の大瀬良は、長崎日大から九州共立大に進学。広島に地縁はなかったが、高校時代から彼に熱いまなざしを注いでいたのがカープのスカウトだった。
2013年のドラフト会議では、大瀬良に3球団が競合。広島はドラフト史上初めて担当スカウトが抽選を担った。赤いパンツをはいてクジを引いたというスカウトは、見事に交渉権を獲得。敵味方関係なく大きな感動に包まれた光景は、“ドラフト名場面”として語り草となっている。
「ご縁に背を向けることはできない」
大瀬良は、18年に最多勝と最高勝率の2冠に輝くなど投手の大黒柱に成長し、21年には国内FA権を取得した。広島のエースや4番といえば、たいていFA権を取得するや、さっさと好待遇の他球団に移籍してしまう。大瀬良も引く手あまただったはずだ。ところが、
「『ご縁に背を向けることはできない』と言って、権利を行使することなく残留を決めました」
その時に結ばれた3年総額8億1000万円の契約が今オフに切れる。FA宣言すれば、“ノーノー効果”も相まって激しい争奪戦になること必至だが、
「彼が広島を離れる気配はみじんもない。間違いなく残留するでしょう」
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