【実食レポ】“迷惑動物”キョンを焼いて食べてみた! 猟師もうなる驚きの味とは
おいしく食べるコツは?
キョン料理を特別に作ってくれたのは鴨川市のイタリア料理店「チェルカトローヴァ」オーナーシェフの北浦洋平さん(39)。新鮮なキョンの肉を提供してくれたのは、鴨川市で猟師をしている苅込太郎さん(40)。当日の朝、わなにかかったばかりのキョンだという。
キョン猟は、キョンの通り道に「くくりわな」を置く。わなを踏むとワイヤーが締まり、脚を捉える仕掛けだ。わなにかかったキョンを回収したら、素早く血抜きをする。それがおいしく食べるコツだと苅込さんは言う。
「ちゃんと処理をしたキョンの肉は本当においしいです。私も自分で調理をして食べますが、ほとんどを中華料理の素材として使っていました。今日いただいたようなイタリア料理風は初めて。驚くほどおいしかった」
報奨金を払うくらいなら“名物料理”に
5月30日には、キョン被害の拡大を食い止めるために千葉県のお隣、茨城県でも報奨金制度をスタートさせた。キョンを撮影したうえでの目撃情報に2000円、捕獲すれば1匹3万円が支払われるという。
猟師も驚くほどおいしいのだから、いっそのこと名物料理にして食べてしまえばいいのではないだろうか。